 天満敦子 in 無言館/ Atsuko Temma 2016.8.24発売
税込¥3,000 [KICC-1275] |
戦没画学生の絵に捧げる、哀切のヴァイオリニスト天満敦子の調べ・・・
至高の音響空間!!「無言館で、"旦那さん"の音を録音しておきたい」―天満の願いが実現!
無言館は、作家・窪島誠一郎(くぼしま・せいいちろう)氏が1997年上田市に開館した戦没画学生慰霊美術館。大戦によって画家への夢を断たれた戦没画学生百余名の凡そ七百点におよぶ遺作、遺品が展示されています。上田市塩田平の小高い丘の頂にあり、赤松の林に囲まれ静かなたたずまいをみせる無言館。裾野には穏やかな田園風景が広がり、盆地のまわりには幾層の山峰が山水画のように連なっています。建物は上から見ると十字架をかたどった何の飾りもないコンクリート造り。ヨーロッパの古い教会や修道院を思わせる雰囲気です。センター部分は天井高10mにもおよぶ構造となっていて、残響時間は3~4秒にもおよぶ、至高の音響空間といってもいい場所です。
本企画は、ここで1999年以来毎年9月に無伴奏コンサートを行なっている天満が、この無言館の"音響の良さ"に感激し、キングレコードに提案したもの。天満にとって、キングに13枚目となる新録音のアルバムです。1735年製のストラディヴァリウスと出会って来年(2017年)で30年。「"旦那さん"のために、最高の場所で録音しておきたい」と願う、天満の熱い思いが伝わってくるアルバムです。
収録曲はファンからリクエストの多い「鳥の歌」をはじめ、和田薫が天満のために書き下ろした「譚歌五色(たんかごしき)」全曲、「知床旅情」「花は咲く」といったおなじみの曲から、定番「望郷のバラード」まで、全14曲。"平和への祈り""心の癒しと浄化""生きる歓び"をテーマにして、謳いあげています。
【曲目】
- 01. アダージョ~無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ
第1番 ト短調 BWV.1001から(バッハ)
- 02. 鳥の歌(カタロニア民謡/カザルス編)
- 03. トロイメライ(シューマン)
独奏ヴァイオリンのための譚歌五色(和田薫)
- 04. 譚歌Ⅰ〈琥珀(こはく)〉
- 05. 譚歌Ⅱ〈紅蓮(ぐれん)〉
- 06. 譚歌Ⅲ〈漆黒(しっこく)〉
- 07. 譚歌Ⅳ〈萌黄(もえぎ)〉
- 08. 譚歌Ⅴ〈紫紺(しこん)〉
- 09. 叱られて(弘田龍太郎)
- 10. 知床旅情(森繁久彌)
- 11. からたちの花(山田耕筰)
- 12. 望郷のバラード(ポルムベスク)
- 13. ジュピター(ホルスト)
- 14. 花は咲く(菅野よう子/和田薫編)
天満敦子 (ヴァイオリン)【無伴奏】
録音:録音:2016年5月24日、25日、6月15日 上田市、無言館
【192kHz/24bit 高品質録音】
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